外出の介助(自動車による外出介助)
介助のポイント
- 車いすは必ずブレーキを掛けておきます。
- 膝折れに注意しながら、しっかり体を密着させて抱きかかえるように移動します。
- このとき患側を保護するように注意します。
介助
- 車いすは自動車に対して、約30度の角度に配置します。
- 車いすにブレーキをかけ、フットレスト(足板)を上げ、足を下ろします。
- 介助者は両脚で利用者の膝、足を挟みこむように押さえ、首を利用者の左腋の下に通して、両腕でお尻をしっかり抱かかえこみます。
- 介助者は自分の体重を後方に移しながら、利用者が膝折れしないように注意しながら介助者の膝を支点にして声かけをしながら立ち上がってもらいます。
- 利用者の足部が軸になるよう介助者はゆっくり両足を交互に誘導しながら、体を回転させます。
- 頭部を自動車の屋根にぶつけないように十分に注意して、いったん座席シートに腰掛けてもらいます。
- 次に、利用者の背部と大腿部を抱え、お尻を中心に自動車の中へ回転させ座ってもらいます。
- 座席シートの正しい位置に座った後、シートベルトで利用者を保持します。車いすは、折りたたんで自動車に積み込みます。