


入所も通所も一緒で、お年寄りが自分らしく、安心して暮らせるようにサポートしていくお仕事になります。
具体的には調理とか掃除などの家事援助、入浴・トイレ・食事などの身体介護ですが、ご自身で出来ないところのサポートを行います。
また、遊んだりゲームしたり、何か作ってみたり…空いてる時間を活用したりもします。 当然お部屋を綺麗にしたりとか環境の整備も行います。 主婦のお仕事と似ていますね。
介護っていうと皆さん身構えるんですけど、そう捉えたら別に難しいことをしているわけではないので、誰でも出来ることだと思います。
利用者さんに対して笑顔でゆっくり話ができること。
そして逆にゆっくり話が聞けることですね。これが一番大事です。
さらにあるといいのが気が利くことですね。
いろんなことに気づく方が介護のお仕事には重要になってくると思います。
単純に「ありがとう!」って言ってもらえたり。
今までできなかった事が、いろいろ働きかけていく中で自分でやってみようと思われたり。
例えば自分で上着が脱げなかったのが、自分で頑張って出来るようになり、そのうちに自分でなんでもされるようになると「よっしゃー!!」と思いますね。
それから、お年寄りって人生の最終章にむかわれている中で、最後のページに自分が登場できるというのはとてもすごい事だなぁと思うんです。
その最終ページでいかに良く思ってもらえるかっていうのを、演出できるのは介護職だと思うんで、そこは素晴らしいやりがいだと思います。
精神的にも身体的にもよくハードって言われるんですけど… 身体的にハードっていうのは、例えば寝たきりの方の介助っていうのは結構な重労働で、腰を痛める方が多かったりしますね。
でも、基本的な介護技術っていうのがあるので、それをちゃんとやれば特に問題はないです。
なので、小さい華奢な方とか女性の方とかでも全然問題なく、一人でできなければ二人でやればいい話なので、そのへんは問題ないと思います。
介護の資格 ⇒ 介護職員初任者研修
以前は「ホームヘルパー」といいましたが、「介護職員初任者研修」に変わりました。
実践的な実技の講習や、介護保険制度を学ぶんですが、実際の現場を見ないで学んでもなかなか頭に入ってこないので、働きながらまたは働いた後に学んだ方が、言われたことが「あぁ~!あの事言ってるんだな」って、頭にはっきり入ってくるので、個人的には働きながら取るほうがいいのかなと思います。
介護職員初任者研修の他に、国家資格である「介護福祉士(実務経験3年要)」や、現場ではなく相談業務や調整業務にあたる「ケアマネージャー」だとか、キャリアアップしていける資格がありますので、どんどんチャレンジしてもらいたいなと思います。
コミュニケーションをとろうと思ったら、まずは笑顔ですね。
笑顔で接する中で、おしゃべりしたり紙に書いたりとか。
必ず笑顔で接する中で距離を近づけていく。
それから、来られる方に対して興味を持つ、知る事ですね。
知っていく中でどんどん開けてくるので、まず興味を持つ事。
その中でこの人どういう事をしたいと思っているんだろうか…とか、何を考えているんだろう…とかいうことを常々こっちも考えていくと、だんだん距離が縮まってきて信頼関係が深まり、さらにまたより良いサービスが行っていけます。
まずは笑顔で接してその人に興味を持つ。
これに尽きると思います。
介護の仕事っていうのは、その方にしか出来ないお仕事っていうのが絶対にあるんですね。
じゃなかったらロボットがやればいいんで。
アナタしかできない事、アナタにだけ発揮できること、アナタがいてくれたから良くなるって事がいっぱいあります。
主婦の方であれば今までしてきたことが活かせるし、若い男の子だったら今までの人生が出てくるし。
その人の人生が全部出てくる、それを使っての対人援助になるので、そんな堅苦しく思わずに、「せっかく資格を取ったんだったらちょっと使ってみようかな~」、ぐらいの気持ちでやってもらっても、必ずアナタにしか出来ないこと、発見できることがあるので、迷わずに一歩進んでもらいたいと思います。
僕も実は無資格未経験から始めて介護福祉士になりました。皆さんと一緒です。
必ずできるので一緒に頑張りましょう!