

― 看護助手 ―
今回のインタビューは、療養型の奈良東病院で活躍中の看護助手の角谷さんです。
角谷さんは高校を卒業後、病院の看護助手として 奈良東病院で介護の仕事に就いて3年目。
学生時代はバレーボールチームで活躍していたというとても明るく元気な女性です。
資格も経験もないところから、始められた介護の仕事ですが、『誰でもやればできるものですよ』と弾けるような笑顔で
頼もしくインタビューに応えてくださいました。
これから介護のお仕事を始めてみたいとお考えの方には、とても勇気づけられるお話です。
MH:看護助手のお仕事初めて何年ですか。
角谷さん:3年目です。介護ヘルパーの資格はなく始めました、今も取っていません。
MH:どういう理由でこの仕事を選ばれたのでしょう。
角谷さん:高校を卒業する時に進路で迷っていました。これといってやりたいこともなくて…
そうしたら、友人が勧めてくれたんです。
「向いてると思うよ!」って。
誰とでもしゃべる社交的な性格だからでしょうかね。
それで考えるようになり、介護の仕事に詳しい先生に相談して、この病院に就職しました。
MH:働いてみたらどうしたか。
角谷さん:楽しい時はとても楽しいです。たいへんなこともありますけど、そればかりではなく。
MH:患者様との関わりに関してはどうですか。
角谷さん:この病棟に入られている方は介護度が高い方ばかりなんです。
しかもここは、認知症の方ばかりなので、コミュニケーションがとても難しいですね。
MH:どのような工夫をされていますか。
角谷さん:入った頃は、先輩に習いながら。認知症でも、昔のことはしっかり覚えていらっしゃるので、そこからコミュニケーションにはいっていったりしてました。
気持ちを伝えたくても上手く伝わりづらい病気です。
思いにいち早く気づいてあげることが大事だと思います。
新人として仕事にはいると、マンツーマンで指導にあたってくれる先輩が付いてくれます。
プリンセプターと言いますが、基本的にその方が丁寧に教えてくださったりで、初心者でもいけます。

MH:仕事をしていてやりがいを感じるのはどのような時ですか。
角谷さん:やはりご家族の皆さんに感謝の気持ちをいただいた時でしょうか。
こちらの病院は高齢者ばかりなので、亡くなることもあります。それでも『ありがとう』と言ってもらえる時もあります。
そういった時は、この仕事やっててよかったなと思いますね。
MH:介護と聞くと、体力的にも精神的にもきつい仕事だという印象お持ちの方が 多くいらっしゃると思いますが、実情はどうなのでしょう。
角谷さん:そうかもしれませんが、私はあまりめげなかったですね。
めげそうになっても、プリセプターが支えてくださったり、上のリーダーの方々がとても丁寧に指導してくださったので…
めげなかったです!
初めに友人に言われたように、この仕事はとても私に向いているようです(笑)。
MH:ドクターや看護師さんと連携はどのようにとっていらっしゃるのでしょうか。
角谷さん:看護師さんとの連携が主です。ドクターの指示を看護師さんからきくといった感じですね。
MH:お仕事が楽しいのはどのような時ですか。
角谷さん:行事の時ですね!
夏は大きな行事があります。お祭りをやったんですよ。一日かけてやる病院全体のお祭り行事で、夜までやるんです。すごく楽しいですよ。もちろん準備からやります。
他の時期も、月に一回は何らかの行事をおこなっています。
MH:これから将来に向けての仕事のヴィジョンはありますか。
角谷さん: 今は、介護福祉士の免許取得を目指しています。来年受験できればいいなと考えています。
MH:素晴らしいですね。介護の仕事をこれから目指そうとする方へ 一言メッセージをいただけますか。
角谷さん: 「やればできるもんですよ。」
私は、社交的でおしゃべりで向いていました、と言いましたが、意外にしゃべらない人でも、今度は逆にそういう方は観察力がすごい!どんな個性も活かせます。
MH:なるほど。介護のお仕事でこれが大事というと何でしょう。
角谷さん:介護で大事なことですか?
事故なく安全に、楽しく!
MH:ありがとうございました!
《文責:メディケア・ヒューマン株式会社》