外出の介助(視覚障害者の歩行介助)
介助のポイント
- 言葉で周囲の状況を説明しながら、自立できるよう援助します。
- 介助者の肘または肩を貸す程度の援助をします。
- 視覚障害者が歩行に安全な側に位置して歩行できるようにしましょう。
介助
- 介助者(誘導者)は、視覚障害者の半歩斜め前に立ち、視覚障害者は後ろから介助者の肘のすぐ上あるいは肩に手を掛けて歩行します。
- 階段を上る場合は、最初の階段のすぐ手前でいったん止まり、階段を上ることを伝えます。介助者は、まず一段上り止ります。視覚障害者が足先や白杖で階段の位置を確認するのを待って上り始めます。階段を上り終わったらいったん止まって、階段が終わったことを伝えます。
- 階段を下りる場合も同様の手順で行います。
- 狭い場所を通過する場合は、介助者はその場所でいったん止まり、状況を確認し説明します。
- 視覚障害者が握っている手を背中に回し、先導するようにして通過します。通過したところで手を元に戻します。
- 椅子に腰掛ける場合は、椅子の後ろまで誘導し、いったん止まります。次に、視覚障害者の手を椅子の背当てに導き、椅子の向きを確認してもらいながら腰掛けてもらいます。