

被介助者の身体能力にあった箸・スプーン(大・小)・フォーク
被介助者用エプロン(タオル、ナプキン等でも可)・おしぼりまたはウエットティッシュ
座位を保持するための座卓、枕・バスタオルなど・滑り止めマット
片麻痺のある方は、自力で食事かできる場合でも嚥下(飲下し)に支障をきたしたり、嚥下が困難であったりします。食事中、後の被介助者をよく観察することが大切です。
麻痺側の口元から食べこぼす場合があるので、手早く、そしてさりげなく拭き取ってあげましょう。
被介助者の残っている能力を活用し自力での食事ができるようにすることは大切ですが、時間がかかりすぎて、被介助者に疲労が見られる場合は適宜に介助しましょう。
献立によっては、おにぎりにしたり、おかずの肉や魚を一口大に切っておくなど、食べやすく工夫してください。
麻痺側の頬の下側には食べかすが残り易いので、食事後の口内のケアを忘れずに行いましょう。
できるだけ座位での介助を目指しましょう。(座位のとれる方への介助 参照)
片麻痺のある方は、麻痺側に傾きやすいので体側に丸めたバスタオルなどを挟み込み、安定した体位で介助できるようにします。
利き手に麻痺があるときは、被介助者に残っている能力に合わせ、スプーン、フォークなど持ち易い自助具を準備します。(自助具のいろいろ 参照)
被介助者の状態に応じて体位を整えます。(寝たきりの方または座位のとれる方の体位 参照)
麻痺側への傾きや転倒を避けるために、被介助者の体側にそってバスタオルを丸めたものなどをベットの間に挟み込みます。
車椅子では、安全ベルトを着用します。
被介助者の残存能力に合わせ、適切な自助具で可能な限り自力での食事を目指しましょう。